女性は髪からもっと
美しくなれる
代表取締役社長小田 博英
Hiroteru Oda
2025年3月期 第2四半期(中間期)の業績を総括してください。
売上高は増収、営業利益、経常利益、中間純利益は減益となりました。第1四半期は減収減益の赤字決算でしたが、この中間期で増収に転じ、減益とはなりましたが、黒字決算とすることができました。
売上高については、2023年5月に発売した「コタエイジング バウンスアップ」の反動減があったものの、店販戦略の主力である「コタ アイ ケア」の販売が堅調に推移したことに加え、2024年5月に発売したカラー剤の新製品「コタカラー ニュート グレイ」の推進や2024年8月に発売した整髪料の新製品「コタクチュール ベース」の販売が好調であったことから4.9%の増加となりました。
経費面については、増収により売上原価が10.5%の増加、販売費及び一般管理費も人件費等の増加により5.8%の増加となりました。
その結果、業績としては「増収減益」となりましたが、当社は営業戦略上、売上高及び各利益の構成比率は下半期のウエイトが大きくなっているため、通期に対する影響額は小さいものと判断しています。
2025年3月期 第2四半期(中間期)決算
通期(2025年3月期)の業績予想をお聞かせください。
増収増益を見込んでいます。一方で、第3四半期以降については、美容業界の繁忙期と重なることに加え、11月から12月にかけて当社製品の販売コンクールである「コタ全国店販コンクール」を開催しており、「コタ アイ ケア」ならびに「コタクチュール」を中心としたトイレタリーの需要増加を見込んでいます。一方で、人件費を中心とした販売費及び一般管理費の増加を見込んでいることから、現時点において2024年5月8日に公表した業績予想に変更はありません。
配当予想についてはいかがでしょうか。
1株当たり配当金については、普通配当で年間2 0 円を予想していますが、2 0 2 4 年4月1日に株式の分割(1株:1.1株)を実施していますので、実質的には増配となる見込みです。これによる配当性向は、40.9%となります。
2025年3月期 通期業績予想
「コタ全国店販コンクール」とは何でしょうか?
「コタ全国店販コンクール」は、お取引先美容室の繁忙期における業績の向上を目的に、毎年11月から12月にかけての2ヶ月間、全国のお取引先美容室を対象に実施しており、シャンプーやトリートメント、整髪料、育毛剤等、当社製品の販売高を競うコンクールです。
1986年から毎年開催しており、現在では多くのお取引先美容室が参加される年末恒例の一大イベントとなっています。冬の繁忙期は、お取引先美容室が忙しくなることに加え、当社製品の販売コンクールを開催していますので、お取引先美容室と当社の業績を大きく伸ばすことができます。
なお、店販の販売コンクールを開催するノウハウを持ち、お取引先美容室の業績を大きく伸ばすことができるのは、創業以来、トイレタリーの販売を中心とした店販戦略に注力し続けてきた当社だけです。今後も、美容室を通じて高品質で高付加価値な製品を提供し、巨大な市販品市場の消費者を取り込むことで常に新しい市場を開拓し、着実な成長につなげてまいります。
先日、特許権を取得されたようですが、どのようなものか教えてください。
当社は、コーポレートスローガンである「女性は髪からもっと美しくなれる」の世界観をより具現化した製品を誕生させるために日々、研究開発を行っていますが、そこから得た多くの成果の中で、新しい技術等については積極的に特許を出願しています。詳細は下記リンク「かゆみ抑制成分の特許権取得のお知らせ」をご覧ください。
当社は今後も積極的に特許権の取得を行い、当社の技術を保護することで、安心、安全、高品質でありながらより多くの「女性のキレイ」を髪から応援することができる製品を誕生させ、着実な成長を続けたいと考えています。
直近のIR活動(個人投資家向け)の実績を教えてください。
仙台、札幌、広島で個人投資家向けIRイベントに参加しました。イベントでは、経営における考え方や当社の強み、独自の営業スタイル、配当方針、今後の展開等についてご説明しました。また、美容師免許を持つインストラクター(従業員)による、頭皮マッサージレッスンも行いました。その後の質疑応答では、さまざまなご質問をいただくとともに、「来年も開催してください」との嬉しいお言葉もありました。
引き続き、当社を応援していただけるファン株主様との出会いを期待しながらIR活動を展開したいと考えています。