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それでも「僕を認めさせてやる」と食い下がる日々の中で、サロンが顧客に商品を売る「店販」を競うイベントでその代理店に役立ちたいと上司に相談すると、「お前の思うようにやれ」と認めてくれた。営業マン一人ひとりとプライベート話もして気心を通わせてアポを取ってもらい、サロンのスタッフに対して「店販」をする意味や顧客心理を熱く語り続け、自ら見本を示しては深夜まで何度でもロープレに付き合う。先輩が担当する代理店の応援が忙しくて訪問できないときは、ファックスや電話で代理店やサロンの現場を励まし続けた。一方で、幹部が少しでも手が空いていそうな様子を見せれば、すぐさま「サロンスタッフに成長してもらうことで御社の業績も向上するんです!」と想いをぶつけていった半年間。
そんな努力が「店販」実績に反映し始めたあるとき、サロンに納品作業をするその幹部の頭にうっかり車のドアの角を思い切りぶつけてしまった。「殴ってください!」。そう叫んで激しい雨の中で頭を突き出すと、その体当りの姿勢が買われて、「こいつ真面目やけどアホもしよるで」と周囲の人に紹介したり、仕事の手を止めて話を聞いてくれるまでになった。
次第に他の経営者もコタの考え方に共感し始め、営業マンは「吉田さんが来るのが楽しみです」と声を掛けてくれ、サロンからは結婚祝を贈ってもらえるようになる。そんな本気で挑んだ2年を過ごすと4年目には年間売上目標を達成した。
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