自分らしい頑張りを常に上司や仲間が後押ししてくれ、体当りで顧客にぶつかって信頼を得た。  
 
吉田 篤 32歳[2001年入社]
<部署>営業第一部 代理店第三課
■仕事内容
サロンに営業する代理店に当社製品の販売・営業員の育成・経営指導(コンサルティングセールス)をするとともに、代理店の顧客であるサロンの業績向上のお手伝いも行います。
<出身校>東海大学
<学科>政治経済学部
<専攻>経営
◎社会に出るまでに熱中したこと
小学生の頃から現在も野球を続けています。中・高時代は甲子園出場に向けて毎日22時まで練習していました。
22歳
コタに入社して代理店担当に
本気で取り組む人を応援してくれる社風に惹かれて就職するが、役に立てていない焦りが募る
24歳
初めて3社の担当を持つ
代理店の経営陣になかなか心を開いてもらえなくて戸惑いながらも、決して逃げ出さなかった
26歳
売上目標が5倍に急増する
大きな代理店を任されたが、業績が上がらない。しかし、上司や仲間は自分の考えを尊重してくれた
自分の頑張りで人に影響を与えたくてコタに入社。顧客に自らを売り込んでの初受注。
小学校時代は一人ひとりの人間的成長を大事にしてくれる野球コーチに憧れた。営業職の父が会社勤めの理不尽さを嘆く姿に「将来はプロ野球選手になって引退後はスポーツ用品店を開こう」と夢を描いていた。中高時代にも全国に名の知れた強豪チームで練習に食らいついてプロを目指すが、力不足と部員の話に耳を傾けない指導者に失望して野球は断念。大学時代の居酒屋のアルバイトでの接客が楽しくて、父のスーツ姿にも憧れて営業の仕事をしようと思った。
就活では、情熱を注いでサロン一店一店の発展を手伝うという業務内容や、説明会で本音で語ってくれた担当者の姿に「ここなら人として成長できる!」と感じてコタに入社を決意。「同期で一番頼りにされる営業マンになるぞ」と意気込んだ。

しかし営業研修で1日20件もサロンに飛び込んでも相手にしてもらえない。すると、先輩たちが「サロンの発展を本気で考えろ」「サロンにどうなってもらいたいんだ?」と助言をくれ、売上を上げ始めた同期たちも深夜までロープレを重ねる中で「商品を売ることにこだわるな」と意見をくれる。それを励みに、焦りを抑えて同じサロンに通い続ける2カ月を過ごした。
するとあるとき、あるオーナーに数時間に渡って野球での経験談を熱っぽく話し続けると、「君のことが気に入ったよ」と初受注。ときを同じくして、コタの商品をサロンに営業する代理店を担当する部署に配属された。

代理店担当として3年目には3社を担当。経営者から相手にされずに自信を失くした。
先輩たちに指示されて全国の代理店を一人で訪ねる日々。日中は自分を知ってもらおうと経営者に夢中に話しかけ、代理店営業マンとサロンに同行して納品などを手伝い、夜は大勢のサロンスタッフを前に夢中で講習する半年間。しかし、2年目になると、業績を上げ始める直販部署の同期を見て「まだ売上責任もなくて会社の役に立ててない…」と感じ始める。それでも先輩からは矢継ぎ早に補佐的な業務を与えられて多忙を極め、次第に苛立ちが募っていく。
ついに、上司からの指示に「今やろうと思っていました」と言い返してしまって、「素直に目の前のことから学べ!」と諭された。同期たちからも「受身になってない?」と助言され、自ら「僕の欠点を教えてください」と上司に頭を下げて、先輩に同行して経営者との折衝を学ぶ1年を過ごすと、3年目に関東や四国などの代理店3社を任された。「やっと結果を残せる!」と胸が高鳴った。

ところが、たった一人で3〜4日は現地に泊り込んで各社に張り付き、ひと回り以上年上の経営幹部に様々なメーカー品の中からコタ製品に力を入れてもらえるよう説得しても取り合ってもらえない。ある代理店では、社内を忙しく動き回る幹部の後ろに付いて回って「サロンに影響力のある販売会社を目指しましょう!」と熱意を伝えると、「それはお前の都合やろ!」と怒鳴られた。自分の信念をどうしても伝えられずに、「逃げ出したい…」と自信を打ち砕かれた。

逃げ出すことなく経営陣や現場に本気でぶつかり、4年目には売上目標を達成した。

それでも「僕を認めさせてやる」と食い下がる日々の中で、サロンが顧客に商品を売る「店販」を競うイベントでその代理店に役立ちたいと上司に相談すると、「お前の思うようにやれ」と認めてくれた。営業マン一人ひとりとプライベート話もして気心を通わせてアポを取ってもらい、サロンのスタッフに対して「店販」をする意味や顧客心理を熱く語り続け、自ら見本を示しては深夜まで何度でもロープレに付き合う。先輩が担当する代理店の応援が忙しくて訪問できないときは、ファックスや電話で代理店やサロンの現場を励まし続けた。一方で、幹部が少しでも手が空いていそうな様子を見せれば、すぐさま「サロンスタッフに成長してもらうことで御社の業績も向上するんです!」と想いをぶつけていった半年間。

そんな努力が「店販」実績に反映し始めたあるとき、サロンに納品作業をするその幹部の頭にうっかり車のドアの角を思い切りぶつけてしまった。「殴ってください!」。そう叫んで激しい雨の中で頭を突き出すと、その体当りの姿勢が買われて、「こいつ真面目やけどアホもしよるで」と周囲の人に紹介したり、仕事の手を止めて話を聞いてくれるまでになった。
次第に他の経営者もコタの考え方に共感し始め、営業マンは「吉田さんが来るのが楽しみです」と声を掛けてくれ、サロンからは結婚祝を贈ってもらえるようになる。そんな本気で挑んだ2年を過ごすと4年目には年間売上目標を達成した。

思い通りに売上が上がらなくても、上司は自分のやり方を認めて励ましてくれた。
翌年には代理店6社を任され、前年の5倍で社内4番目の売上目標になってさらに気合が入る。ところが、大きな取引の代理店の経営者は要求が高い上に提案ごとも受け入れてはくれず、今まで以上に懐に入り込めない。自分の売上が上がらず、チーム全体の目標達成の足を引っ張ってしまう焦りで、サロンに勝手に資料などを送って代理店の営業マンからもとがめられた。さらに、ある代理店幹部が上司に直接交渉してしまい、自分の立場を失くされてしまう。

それでも、「お前は間違ってない。頑張りはみんなわかってるよ」と応援してくれる上司や仲間たち。今度は、自分と同じようにサロンに情熱を傾けてくれる代理店営業マンの育成に注力する。土日に出勤して事務作業の遅れをカバーしながら、常に元気一杯に一人ひとりと接して親しくなっては、同行の車中で経験談を交えて個々に合わせた助言をし、メールや電話でもこまめに進捗を聞き出しては励まし続けていく。片や、スタッフへの情熱を前面に出すサロンオーナーとも出会って「僕はまだまだだ!」と刺激も受けている日々だ。

一人ひとりの想いを大切にする大人に憧れた青年期。自分という人間が活かせる働き方を早く確立したくて焦りながらも、積極的に体当りし続けると上司たちが必ず後押しをしてくれて、会社勤めへの不安が吹き飛んだ。今後も「自分の姿勢を貫くことでこそ会社の発展に貢献できる」とまい進していく。